映画「鑑定士と顔のない依頼人」を紹介します。
衝撃的なラストを迎える映画です。
鑑定士と顔のない依頼人

2013年 イタリア(ミステリー)

監督
ジュゼッペ・トルナトーレ

出演
ジェフリー・ラッシュ
ジム・スタージェス
シルヴィア・フークス

ビックリ度
★★★☆☆
面白い度
★★★★☆
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「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督と音楽担当のエンニオ・モリコーネが再び組んだミステリー。
実に品の良いびっくり映画となっています。

あまり絵について詳しくありませんが、絵には「構図」というもがあります。映画で言うと構成とかプロットのようなものかと思いますが、今回の映画は、構成、いや、あえて「構図」と言わせてもらいますが、非常に巧みでまさに絵を見ているような感じでした。
女性が苦手な鑑定士は、何十年もかけて、美しい女性の肖像画を集めてきました。それは、正規な手段ではなく、「不正」によるものです。
やがて、鑑定士は、外に出ることができず、部屋に閉じこもっている女性に出会い、恋をする。この女性は、まさに自身の部屋に閉じ込めている女性の肖像画達に綺麗にリンクしてるわけです。
そして、最後、やはり「不正」により肖像画達は解放されることになります。
ただ単に、ラストを驚かせるという映画ではなく、映画全体を通じて、真実の絵が浮かび上がります。
絵にもストーリーがあると言われますが、まさに深く濃厚な一枚の絵をみていた気分でした。
この絵の鑑定はどんなものなのでしょうか?ラストのレストランのシーンは、とても印象的でした。
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