この映画のキーワードは「思い込み」です。
ジョントラボルタが演じていた「ガブリエル」はラストに搭乗したヘリが撃墜され、死亡しました。
死体の歯形もガブリエルと一致して本人と確認されました。
しかし、なぜかオチとしてヘアスタイルを変えたガブリエルが最後に登場します。
死んだはずのガブリエルは生きていました。偽装工作は成功し、死人となってテロの報復活動をして行きます。
だいたいこのような理解になるかと思います。
しかし、ここに「思い込み」が存在してます。この映画では、ヒュー・ジャックマンが演じたスタンリー・ジョブソンも 見事にだまされましたが、実は、私たちも騙されています。
ガブリエルと思い込んでいた人物は、偽物です。
ジョントラボルタは、ガブリエルに変装した別の誰かを演じていました。
ワインセーラーの倉庫にあった死体がガブリエル本人と推測できます。
最後のヘリにはこの本物のガブリエルの死体を事前に乗せていたので、当然、検視では、ガブリエル本人になるわけです。